基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その.61 タカアシガニは足が長すぎて、脱皮中に死ぬこともある  です。 

タカアシガニは足を広げると3mにもなる世界最大のカニ。 

いかにも丈夫そうですが、カニなどの節足動物には骨が無く、硬い皮膚で体を支えているだけ。そのため大型になるほど体を支えるのが難しく、ダイオウグソクムシやイセエビなど、巨大な節足動物は体が浮きやすい海の中にしかいません。

 節足動物が成長するには、脱皮をする必要が有ります。タカアシガニは足が長すぎるので、脱皮するのも命がけ。水族館では脱皮に6時間かかったという記録もあり、脱皮に失敗して力尽きることもあるようです。