今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その93.ミツクリエナガチョウチンアンコウのオスはメスのいぼになる  です。

深海は生き物が少なく、オスとメスが出会うのはとても大変。そのためミツクリエナガチョウチンアンコウのオスは、メスに出会うと体にかみついてくっつきます。

一見ラブラブですが、オスの皮膚や血管はメスと合体し、最終的にメスのいぼの様な存在になるという過酷な運命が待っています。

もちろん、ただのいぼになるわけではなく、メスの体内に精子を送って子作りを行う大切な役目があります。

しかしメスは複数のオスを体にくっつけるため、自分の精子が受精しなかったら、やっぱりただのいぼとして一生を終えることになるのです。

嗚呼(ああ)!なんと色んな一生が有る事か!!ですね!!!