さて今回は又、今泉忠明氏監修「続おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その117.ダンゴムシはおしりから水を飲む です。

ダンゴムシは湿った場所を好みますが、それはもともと海の生き物だったから。

近いなかまのフナムシやグソクムシなどは、今でも海で生活しています。

そんなダンゴムシは、水を大量に飲むとき、必ずおしりから飲みます。しかし、落葉などは口から食べ、おしりからうんこをしているので、この行動の意味はなぞです。

ただし、なかまのフナムシが、おしりの近くにある足で海水をすい上げ、えらに送って呼吸をしているため、ダンゴムシも「水はおしりから飲むものだ」と、思い込んでいるのかも知れません。