今泉忠明氏監修「続おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その140 ハトはあお向けにされると動けない です。

公園や駅にいるハトは、つねにせわしなく動き回っていますが、じつは体をあお向けにしてギュッとにぎると、置物のように固まって動かなくなります

これは死んだふりの一種と考えられます。敵につかまり身動きが取れなくなったら、いったん無駄な抵抗をやめ、油断したすきに全力で逃げるという作戦のようです。

この性質に目をつけたのが手品師。どこに置いてもじっとしているので、箱やらハンカチやら胸ポケットにしまわれることになりました。そして1000年も前から、ハトは手品師のよき相棒として、みんなを楽しませているのです。