基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その52.カンガルーの赤ちゃんは口と乳首がはなれない です。

 カンガルーはわずか数㎝の小さな赤ちゃんを産み、袋の中で育てます。カンガルーの体にはおへそがないためお母さんのおなかの中で栄養を貰えないからです。

 生まれたばかりの赤ちゃんは、自力で袋に入ると、中にある乳首をくわえます。すると、乳首の先がぷくっとふくらみ、からはずれなくなります。赤ちゃんが成長して口を大きく開けられるようになるまで、強制的に乳首をくわえさせられたままになるのです。

 袋から出る事も身動きもできないので、うんこもおしっこもたれ流しですが、なんと母親が顔をつっこんで食べてしまいます。

 まさに母の愛ですが、赤ちゃんは勿論、自分のおっぱいしか飲んでいない赤ちゃんのうんこもおしっこも、自分の一部なのですね!