基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その.65 オオアリクイは爪が大きすぎて、上手に歩けない です。

 オオアリクイには歯がありません。そのかわりに、超高速で動く長い舌を持っていて、1日に3万匹ものシロアリを食べることが出来ます。

シロアリを食べるには、石のように固いかれらの巣を壊さなければなりませんが、その時に役立つのが前足の大きな爪。

この爪は大きすぎるため、歩こうとすると、運動会の行進のように足先を高く上げる必要があります。でも、それだと大切な食事道具の爪を折ってしまうかもしれません。そのため、前足を握って爪を内側にたたみ、こぶしで地面を殴るように歩くのです。

 何も地球と喧嘩してる訳ではありませんから・・・・!