今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その94.ムカシトカゲには第3の目があるが良く見えない です。

ムカシトカゲの頭の骨のてっぺんには穴が開いており、そこには本物の目と同じパーツを備えた「第3の目」があります。

ところが、この目はほとんど見えません。卵から生まれたばかりの時は目玉の様に見えますが、生後半年もするとうろこでおおわれ、外見上は分からなくなってしまいます。第3の目を持っているのに、あえてそれを封印しているなんて、まるでマンガのキャラクターのような設定です。

この目の役割ははっきりしていませんが、太陽の光を感じることで方角や時間を知り、体温を調節しているようです。