今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その107.キクガシラコウモリは鼻の形が変 です。

コウモリの多くは、私たちの耳には聞こえない超音波を出しています。この超音波が物にぶつかって返ってくる音を聞く事で、どこにどんな形のものがあるのかが、真っ暗闇の中でもわかるのです。

とくにキクガシラコウモリは、細い木の間でも、体をぶつける事もなく飛べます。かれらは鼻の形が、まるで菊の花びらのように大きく発達した事で、複雑な超音波を送ったり受けたりできるようになったのです。

鼻だけ見ると、壁に正面から激突したのかと思いますが、そんなミスは絶対におかしません。見かけより機能が大事!と言うところですかね!