今回はまたまた語源シリーズです。出典は例によって、禅宗の僧侶であり芥川賞作家、玄侑宗久さんの「さすらいの仏教語」です。

今日の言葉は「あみだくじ」つまり「阿弥陀籤」。何故「くじ」と阿弥陀様なのでしょう?            実は阿弥陀様の光背の形と、いわゆる梯子のような「くじ」の形が似ているところから来ているそうです。

神様や仏様には、頭や背中から後光が差していますよね!この後光が光背ですが、阿弥陀様の光背は、放射状に、一般には、48本の線として出ている、いわゆる放射光背、が多いそうです。なんと「くじ」の線が阿弥陀様のこの放射光背に似ているところから「あみだくじ」になったと言われているのだそうです。

「くじ」の結果は阿弥陀様のお導きだから、怨みっこなし、と言う解釈も成り立つし、私なんか、その方が「納得」ですが、やはりそれは後ずけの解釈だそうです。分からないものですね!!