今泉忠明氏監修「続おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋。今回は その119.クマサカガイのしゅみはがらくた集め です。

クマサカガイは、深い海の底にいる貝。自分も貝なのに、ほかの貝のからや小石を集めて、ペタペタとはりつける習性があります

この行動の理由は良く分っていませんが、自分の貝がらを補強しているという説や、敵に見つからないようにゴミに見せかけているという説があります。

体から出る粘液を接着剤がわりにして、せっせと貝がらをくっつけている姿は、まるでプラモセルをつくっている少年のよう。しかも個体によって、二枚貝専門だったり、小石専門だったりと、本人にしかわからない細かすぎるこだわりもある様です。