新年明けましておめでとうございます。本年も皆様のご多幸とご活躍を衷心よりお祈り申し上げます。
2016年、平成28年の干支は丙申(ひのえ さる)、いわゆる「さる」年です。「申」は占い的には「超ポジティブで盛り上げ上手」「頭の回転が早い」「クセモノ」が特徴なんだそうです。豊臣秀吉は申年だったそうですから、そう言われればそんな気もして来ますね。
さて今回は、そんな特徴がホントかどうかは別にして、正月に欠かせない「御馳走」の語源についてのご紹介です。出典はいつもの様に「玄侑宗久氏著 さすらいの仏教語」です。
昔から、禅の修行道場での食事担当、典座(てんぞ)さんは高潔で熟練の修行者が選ばれたそうです。それだけ食事担当は人々の命を預かる重要な仕事と認識されていたのですね!台所のすぐ近くには、戦いで活躍する勇ましい、もともと軍神の「韋駄天様」と「大黒様」が祀られているそうです。言わば台所は戦場と同じ・・・と言う訳ですね!!
確かに、食材の調達から調理、配膳などの現場は一瞬のタイミングも大切な気の抜けない戦場で、必死に汗を流し、駆け回って準備を整えなければならない鉄火場ですね。そのように、駆け回り、走って準備した人々に対する「ねぎらいと感謝」の言葉が、ごく自然に「ご馳走さま」になったと言う訳です。
人間、誰もが食が無ければ生きて行けません。新年もこうした「ご馳走」から始まります。「ご馳走さま」の意味、即ち、人々へのねぎらいと感謝の気持ちを忘れずこの一年をスタートしたいと思います。




