基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回はその29.クリオネは食事のときに頭がわれる  です。

 クリオネは貝のなかまです。別名を「ハダカカメガイ」といい、こどものころは殻が有ります。クリスタルの様に透明な体と空を舞う様に泳ぐ姿から「流氷の天使」とも呼ばれるほど、美しい生き物です。

 ただし、食事の時は悪魔の顔を見せます大好物の小さな巻貝を見つけると、頭の様な部分がバカッと開き6本の触手が出てきます。 

このバッカルコーンと呼ばれる触手で獲物が逃げられない様にがっちり体を固定した後、からの中にいる本体の養分をチュ―チュ―すって消化してしまうのです。