基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回はその28.マグロは24時間泳ぎ続けないと窒息する です。 

私たち哺乳類は肺に空気を送って呼吸します。一方、多くの魚はえらぶたを閉じ開きして、えらに水を送り、水の中の酸素を体に取り込みます。 

ところがクロマグロはえらぶたを動かせません。そのかわりに口を開けたまま泳ぎ、口からえらに水を送って呼吸しているのです。同じ大きさの魚と比べ、3倍近い速度で泳ぐかれらは酸素の消費が激しいため、えらぶたを動かすくらいでは呼吸が追いつかないのでしょう。 

しかし、そんな体のつくりのせいで、泳ぐのを止めてしまうと酸欠で死んでしまうのです。泳ぐことは、呼吸すること、つまりイコール生きること、なのですね!

休めないなんて!なんて過酷な!!!