基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その33.コオリウオは0℃の海でも凍らない。でも、水温が3℃以上になると死ぬ  です。

南極周辺に住む血液の透明な魚、和名コオリウオのお話です。意外かもしれませんが、温かい海よりも冷たい海の方が生き物は沢山います。水温が低い程水中の酸素の量が多い為、プランクトンが増え、それを食べる魚も増えると言う訳です。

 コオリウオは特に極寒の海に適応しており、たとえ水温が0℃以下になっても、彼らの体は凍りません。

 ところが、水温が3℃以上になるとたちまち死にます。かれらの血液は透明で、酸素を運ぶヘモグロビンがありません。そのため、水温が高くなり、酸素の量が少なくなると、体中に酸素を運べなくなって窒息してしまうのです。

 なんと!冷たくされる方が好きな生き物も居るのですね!!ギョギョ!!!