基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その32.アライグマは食べ物をあらわない です。 

水辺で食べ物を洗うようなしぐさをすることから「アライグマ」という名前が付けられました。でも、じつはこれ、とんだ勘違いなのです。

 アライグマは目が悪いため、獲物を捕まえる時は前足を水に突っ込み、石の下などを手探りで探します。その様子が、まるで洗っている様に見えるだけなのです。つまり野生のアライグマは食べ物を洗ったりしません。

 ただし、動物園などで飼育されているアライグマは、必要ないのに食べ物を良く水で洗います。その理由は良くわかっていませんが、遊びだったりとか、お腹が減っていない時にするとかで、暇すぎてやることが無いから、と言うのがおおむね有力な説の様です。

 仕草がかわいいアライグマですが、本来人には懐きにくく、怒って噛みついたりするようですからご注意を!!!