基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回はその26.イルカは眠るとおぼれる です。

 イルカは人間と同じく哺乳類ですが、水中の生活に適応しており、陸上では生きて行けません。しかし、魚の様なえら呼吸はできないため、頭のてっぺんにある鼻の穴をちょくちょく水面に出して息をする必要があります。

 そのため、イルカは完全に眠ってしまうと、おぼれて死にます。ただし、まったく眠らないわけではありません。イルカは水面近くをゆっくり泳ぎながら、数分ごとに目を交互に閉じて、脳を半分づつ休めることができるのです安眠とは程遠いのですが、これを1日に300回以上繰り返して、なんとか眠っているようです。

 片目を閉じて「片方づつ眠る」なんて何とも器用な眠り方ですね!でもこの睡眠法は「半球睡眠」と呼ばれていて、長い間海上を飛び続けなければならない渡り鳥も行うそうです

人間も試験勉強の時、できれば良いですね!!!