基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その45.ムササビは木からおりるのがものすごく苦手   です。

 ムササビは、マントの様な皮膜を広げて、木の上から100m以上も滑空できます。

 まさに「空飛ぶリス」ですが、意外な事に木をおりるのは大の苦手です。シマリスなら頭を下にしてササッと駆け下りますが、ムササビは頭を上にしたまま「押すなよ、押すなよ?」と一歩ずつ後ずさりする様におりるです

 これは彼らの滑空能力と関係があります。ムササビは、着地の衝撃を受け止める為に手首が太く、自由に動かせません。しかも体は日本のリスの中で最大なので身軽なリスの真似をしたら即落下してしまうのです。

遠くまで降りるのは得意でも、真下に降りるのは苦手なんて! 誰にでも得意、下手はあるもんですね!!!