今回は、中室牧子氏著「『学力』の経済学」第3章”勉強”は本当にそんなに大切なのか?・・その3・・人生の成功の為に特に重要な非認知能力とは?・・です。

誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さなどの非認知能力が人生の成功において極めて重要であることは分かりましたが、非認知能力と言ってもこの様にいろいろなものがあります。その中で特に重要なものは一体なんでしょう?
氏は2つの非認知能力を上げています。

氏は、コロンビア大学の心理学者ミシェル教授の研究「マシュマロ実験」を紹介して以下の様に解説しています。

”人生を成功に導く上で重要だと考えられている非認知能力の1つ目は「自制心」”

「マシュマロ実験」とは、簡単に言えば、4歳の保育園児にマシュマロを与えて、我慢力、自制力を測定し、その子たちの人生を追跡調査し、成功度との関係を調査した研究です。

調査の結果、彼らが高校生になった時にはかなりの差が生じていたそうで、「マシュマロ実験」で我慢強く自制心が強かった子どもは、SATと呼ばれる大学入試の共通テストのスコアが、強くなかった子どもよりずっと高かったそうです。

では2つ目の非認知能力はなんでしょうか?それは次回に!  次回をお楽しみに!!