皆さま、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、今日は元旦でもありますので、今年の干支、酉の順番のお話しをしましょう。

酉は十二支の十番目、にわとりですね!でも十二支はもともと動物とは関係なく、あと付けで決められたのはご承知かも知れません。ではネズミが一番でにわとりは十番・・と言う順番はどんな風にして決まったのかご存知ですか?今日はこの順番のお話です。

有る年末の事。神様がこんな事を言い出しました。「元旦の日に、私の元へ来なさい。1番から12番までの者を一年間の大将にしよう。」

動物たちはそれぞれ、一番を目指して元旦の日に神様の元へ行くよう準備を始めました。猫はうっかりいつ行けばよいのかを聞き逃したのでネズミに聞いてみると、ライバルを一人でも少なくしようとしたネズミはわざと一日遅れの日を教えました。

牛は、歩くのが遅い事を自分で知っていたので、みんなより早く出発。ネズミは牛の出発を知り、楽をするために背中に乗り、のんびり神様の元へ向かう事にしました。

牛は元旦前に到着。神様の門が開くのを待っていました。そして、その門が開いたとき・・背中にいたネズミがピョン!と飛び降り一番目。ネズミを連れて来た牛は二番目となったのです。

その後、トラ、うさぎ、龍、ヘビ、馬、ひつじ、サル、とり、犬、いのししが到着。ここで12番目までが決まり、12年間の大将選びが終了しました。なのでとりは10番目なのです。

何も知らずに次の日に着いた猫はびっくり!!すでに12番目が決定しているどころかもう誰もいない・・。
一日騙されたと分かった猫は怒り、ネズミを追いかける様になったと言う話です。

さて次回からは、再び超おもしろい「いきもの」の話です。ご期待下さい!!!