今回からまた超おもしろい生き物のお話しです。基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりです。今回は その5. ホッキョクグマの毛が抜けると、肌は黒い です。

雪のように白いホッキョクグマですが、その毛の下の肌はツヤのない黒です彼らが住む北極はとても寒いので、太陽の熱をたくさん吸収できるように黒くなったと考えられます。

また、毛の色もじつは白ではありません。実際はガラスのように透明で、光をきらきら反射するために白く見えているのです。毛はストローの様に中が空洞で、そこに温かい空気をためこんで、寒さから身を守っています。

また、シロクマはホッキョクグマの俗称としてよく使われますが同じではありません。北極にいるシロクマは学問的にはホッキョクグマが正解です。なぜでしょう?

なぜならシロクマが北極以外にもいるからです。なんとむかし、上野動物園にホッキョクグマが来る前にアルビノの白いツキノワグマがいてシロクマと呼ばれていたそうです。また、北米のハイイログマの中には、結構な頻度で白いクマが現れるそうです。知ってました?