基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回は その6.カツオはこうふんするとシマシマの向きが変わる です。

水族館などで泳いでいるカツオを見ると、頭から尾に向かってうっすらと縞模様が出ることがあります。これを「たてじま」と呼びます。

しかし、獲物を追いかけたりメスを追いかけたりしてカツオが興奮すると、一瞬で縞の向きが変わり、背中からおなかにかけて、太い縞模様の「よこじま」になります。そしてカツオが落ち着くと、また縦じまに戻るのです。更にカツオが死ぬと、縦じまがクッキリと濃くなります。不思議ですね!!!

なぜ興奮すると縞の向きが変わるのか、人間でいうアレルギーやじんましんの様なものと考えられていますが今の所理由は全くの謎だそうです。カツオは回遊魚で飼育が難しく研究が進んでいないからだそうです。

ところで、確かに魚屋さんで「たてじま」のカツオは見られますが、「よこじま」のカツオはなかなか見られませんね!見たい方はカツオ釣りをどうぞ!!釣り上げたとき「たてじま」になるそうです!!!