基本、今泉忠明氏監修「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典:高橋書店発行」よりの抜粋、今回はその8.フラミンゴの体が赤いのは食べ物のせい です。

前回はニホンザルのおしりの色のお話でした。それでは今回からは続いて生き物の色のお話としましょう。今日はフラミンゴのお話です。

長い足、くの字形のくちばし、そしてきれいな赤い色の羽がフラミンゴの特徴です。でも、じつは生まれたばかりのヒナは真っ白で、大きくなるにつれて少しずつ赤くなっていくのです。赤くなるひみつは、両親から口移しでもらうフラミンゴミルクという赤い液体。この液体に含まれるカロテンという色素が羽を色づかせるのです。

逆に、両親の方はヒナに色素をあげてしまうため、だんだんと白くなります。フラミンゴの世界では白い羽はモテないらしく、子育てのあとは、カロテンを含む藍藻をせっせと食べて必死に羽の色を元に戻します。

どこの世界でも、親のこどもへの愛情は涙ぐましいものですね!